スイバ

北海道から九州まで広く分布し、日当たりのよい田のあぜや道端、土手、草地、荒地などに自生する雌雄異株の多年草。スイバ(酢葉)の名は、茎や葉にシュウ酸を含んでいるため、若い茎葉を噛むと酸っぱいことに由来する。高さ30~100cmほどになり、茎は直立し、無毛で紅色を帯びる。地下茎から赤紫色の根生葉を出し、ロゼット状に残して越冬する。根生葉には長い柄があり、長楕円形で、基部はやじり型をしている。 茎葉は互生し、下部の葉には短い柄があり、上部の葉は茎を抱くようにつく。4~6月、茎頂に円錐状の花穂をつけ、小花を輪生して多数咲かせる。雌花は紅色で、果実には3片の翼状の紅色を帯びた萼があり目立つ。 雄花には赤みが少なく、淡緑色で目立たない。 撮影 :宮城県大崎市古川・化女沼 (左)2006.5.25 (右)2005.5.15
スイバの花 スイバ 花に近づいてみると・・・
スイバの花 花に近づいてみると・・・