ヒレハリソウ

ヨーロッパ・西アジア原産の帰化植物。明治時代に牧草として導入された植物で、薬用、食用として一時は広く栽培されたものが一部野生化し、日本各地の道端、畑、空き地などで見られる。根茎は分岐して、高さ50~100cmほどになり、全体に粗い毛が多い。根生葉には長い柄があり、長さ30cmほどの大きな卵状披針形。花茎の上部の葉は著しい翼(ヒレ)状であり、また、花色から玻璃(ハリ=水晶)に由来し、名前がつけられた。 5~9月、花茎の先端が枝分かれした先に釣鐘状の小花を垂れて多数咲かせる。 野生化したヒレハリソウの花色は淡紫色が多いといわれているが、白っぽいものから紅~青の強いものまで変化がある。 撮影 :宮城県大崎市古川荒谷・研究所の庭 (左)2006.6.5 (右)2006.6.6
ヒレハリソウ 花茎の上部の葉は著しい翼(ヒレ)状、また、花色から玻璃(ハリ=水晶)に由来する