家に迷い込んだカマキリからハリガネムシが!!

「おじいちゃん、大変だよ。カマキリがへんなウンチをしたよ。」と、来年1年生になる孫が 私の部屋に飛び込んできました。 続いて、3年生と5年生になる孫もやってきました。 何か、大発見でもしたかのようです。 私は、どれどれと言いながら、茶の間に行ってみました。 畳の上にオオカマキリがおり、そのそばに2匹のハリガネムシが、体をくねらせ動いていました。 話を聞いてみると、3年生の孫がカマキリを見ていると、尻の先から黒いウンチが出てきたと 思ったら、そのウンチが動きながら、どんどん出てきたというのです。 孫は驚いて、すぐ兄と弟に教え、私の所へ来たというのです。 ハリガネムシといえば、小学生の頃を思い出します。 魚取りの好きだった私は(今でも好きですが)秋になると用水路の水を止め、 けほず(けほりとも言いましたが、土を積み流れをせき止めて、バケツで水をかき、 様々な魚を一網打尽に)をよくやりました。 水がなくなり、魚たちがバタバタする中、からみあうような状態で動いているハリガネムシを見て 何で髪の毛が動くのだろうと不思議に思ったことでした。 何度も見たのですが、ハリガネムシと分かったのは高校に入ってからでした。 それにしても、寄生したハリガネムシが成虫になると、カマキリ等の宿主を水辺へ向かうように 仕向け、宿主の身体を破って外へ出るということ、 その成虫は、池や流れのおだやかな川などの水中で生活し、交尾、産卵をするということ、 水中に産卵された卵は孵化して、その幼虫は水生昆虫に寄生すること、 その水生昆虫がカマキリなどに食べられると、その体内で寄生生活を送り、成虫になること等 水生生物の一種というハリガネムシの生活史、単純ではないようですね。 カマキリからハリガネムシが!カマキリからハリガネムシが!