長期間、花が楽しめるアサザ

アサザはミツガシワ科の植物で、池や沼に生える多年草の水草です。 地下茎は泥中を横にはい、茎は長く、葉は長い柄があり、広楕円形で基部は凹み、 ふちは浅い波状のきょ歯があります。 葉の表面は緑色、裏面は褐紫色をおびています。 葉の径は10cm内外あります。 6月~8月頃、径3~4cmの黄色い花が水面に出て開きます。 がくは5裂し、緑色、花冠は5裂し、ふちは糸状に細かく裂けます。 雄しべは5本、雌しべは1本です。 アサザは、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、中国、印度、ヨーロッパ等に広く分布していますが 近年、各地のアサザが急減し、絶滅した県も多く見られます。 急減している原因としては池沼の開発、水質汚濁、人為的除去が主因と考えられていますが キキョウと同じく100年後の絶滅確率は、ほぼ100%と言われています。 アサザを発泡スチロールの箱等に土を入れて栽培するとものすごく増え、 寒さにも大変強い植物です。 水草は環境が良いと、ものすごい勢いで増えますので 池沼のうめたてや水質汚濁など、すべて人間が原因なのですね。 アサザは花期が長いので長い開花を楽しむことができる植物のひとつと言うことができますね。 アサザビオトープに浮かぶアサザアサザの花ビオトープを彩るアサザ