ニセアカシア
北アメリカ原産の落葉高木で、明治時代のはじめに渡来し、成長が大変早く花も美しいので、公園樹、街路樹として植えられるほか、砂防、土止め、治山、緑化などに植栽された。幹に鋭いトゲがあり剪定しにくいが、トゲのない園芸用の品種もある。耐久性が高い材は、線路の枕木、木釘、木炭、船材などに広く用いられた。蜜源植物としても有用で、花から採れる蜜は上質。土地を選ばず、耐寒性が強く、乾燥地でも成育するため、容易に野生化し、日本各地に分布を拡大している。樹高は20~25m。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は薄く3~9対。基部に1対のトゲがある。5~6月、甘い香りの強い白色の蝶形花の総状花序を、10~15cmほどの房状に下垂させ、多数咲かせる。トゲが目立つ特徴からハリエンジュの別名がある。 撮影 :宮城県大崎市古川・江合川 2006.6.2 |
ニセアカシアの蕾 もうすぐ開花・・・ |
ニセアカシアの花・・・満開です |