コメツブツメクサ

ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物で、明治後期に渡来した1年草。日本全土に広く分布し、道端や河原など日当たりの良い場所に普通に生育している。高さ20~40cmほどになり、茎は分枝する。葉は3出羽状複葉で互生し、長さ0.5~1cmほどの小葉はやや楕円、上部には鋸歯がある。花期は5~7月。「米粒詰草」の名が示すとおり、米粒のような3~4mmの小さな花が5~30個球状に集まって咲く。花色は淡黄色から淡黄褐色に変わる。花後、花冠は枯れたまま残って果実を包む。これはシャジクソウ属の特徴である。 撮影 :(上)宮城県大崎市古川・化女沼 2006.5.25     (下)宮城県大崎市古川・江合川 2006.6.2
コメツブツメクサの花 コメツブツメクサの花 米粒のような小花が球状に集まって咲く
「米粒詰草」の名が示すとおり、米粒のような小花が球状に集まって咲く
コメツブツメクサ 花後、花冠は枯れたまま残って果実を包む
花後、花冠は枯れたまま残って果実を包む