コバンソウ

ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治時代に観賞用として渡来した1年草。ドライフラワーの素材などにも用いられている。荒地や道端などに野生化し、特に海岸付近では群生が見られ、分布は日本各地に広がっている。高さ40~60cmほどになり、葉は線状で先端が尖り、ざらつきがある。茎は上部で細い糸のように分枝し、5~9月、その名のとおり「小判」のような特徴ある花穂を1~3個、垂れ下げてつける。小穂は卵状楕円形で平たく、長さ1~2cm、幅1cmほどで、10個前後の小花からなる。穂には毛が生えており、初めは緑色、熟すると黄褐色になり、光沢がある。 撮影 :宮城県大崎市古川荒谷・研究所の庭  2006.5.31
コバンソウ コバンソウ その名のとおり「小判」のような特徴ある花穂
コバンソウ その名のとおり「小判」のような特徴ある花穂