「化女沼の貴重な野生植物」について講話

古川東ロータリークラブに依頼を受け、芙蓉閣で昼をはさみ 「化女沼の貴重な野生植物」についての話をしてきました。 話は プロジェクターを使用し24枚ほど写真を写しながら進めました。 話の内容は次のようなものです。 化女沼は丘陵地帯の低湿地に自然滞水でつくられた沼であり、沼の周辺部も含め、絶滅が危惧されるとしてレッドデータブックにもとり上げられている植物も、様々な種類が見られる。また、オオヒシクイやその他の渡り鳥の飛来地としても有名であり、大変貴重な場所である。 昭和60年以後、化女沼治水ダム建設工事がはじまり、沼及びその周辺の環境が大きく変わると共に、沼に生育する水生植物及びその周辺の植物相も大きく変化し、絶滅したと考えられる植物も多い。 また、沼に生息していた様々な種類の魚類や貝類などもブラックバスが放流され、増えると共にその数や種類も激減している。 しかし、悪化が懸念される化女沼及びその周辺にはまだまだ豊かな自然が残っており、貴重な植物も多く、沼の下流の水路には絶滅危惧種のメダカも生息している。 そのような自然を現在以上に悪化させることなく、以前のような豊かな自然、豊かな環境にしていくことが、我々地域市民に課せられた課題である。 使用した写真の一部 ダムができる以前の化女沼現在の化女沼 ダムができる以前の化女沼 現在の化女沼 絶滅したと思われる植物 アイナエガガブタ アイナエガガブタ ジュンサイヒツジグサ ジュンサイ ヒツジグサ