ドクゼリ食中毒で取材案内
今日は1日、テレビ局等の取材案内で大変でした。
大崎市岩出山の65歳女性の方2人が、
カブのような植物を煮物にして食べたということで、
1人は激しい痙攣症状で意識不明の重体、
もう1人も吐き気や腹痛を訴え入院ということが、
朝のニュースで流れて、いったい、何を食べたのだろうと
あれこれ考えていました。
10時頃、TBSテレビから電話が入り、
また、東日本放送からも電話。
現地で、いろいろと教えてもらいたいということでした。
TBSテレビの方は、東京から古川駅に午後2時頃着くと
いうので、最初、正午過ぎから東日本放送、
2時過ぎからTBSテレビの方の取材に応じました。
新聞社の方からの問い合わせもあり、大変でした。
岩出山の現地は、パトカーが数台、
取材人も何組かおりました。
特に大きい根茎
採取したという場所は江合川の堤防の内側にあり、水はないものの、ヨシやスゲ、ヤナギの仲間などが生えているところの湿地でした。
現場はテープが張られ、中には入れないので、その近くを探したところ、ドクゼリの根、茎が5~6個出ていました。
カブのような植物を煮て食べたということ、根茎を見て納得しました。
根茎の大きいものでは、長さ21cm、太さ直径7cm(↑写真のもの)もありました。
毒成分はシクトキシン、シクチンで、全草に含まれているということ。
食べると痙攣、呼吸困難などの中毒症状が出、死に至る場合もあるということです。
キノコも同様ですが、分からない植物は口にしないということが大切ですね。
これから山菜の季節に入ります。
しっかりとした知識を身につけ、旬の味を楽しみたいものです。
根茎には筍状の節があり、節間は中空 取材の様子