タラノキ
北海道、本州、四国、九州に分布し、よく日の当たる原野、丘陵、河岸、森林の伐採地などに生える落葉高木。高さ2~10m位で、幹は1本か又は小数分枝し直立、全体に大小の鋭い刺があるが老熟した幹にはないこともある。葉は大形の二回羽状複葉で枝の先の方に集って互生し四方に開く。小葉は多数あり卵形で対生し、へりには鋸歯がある。葉の裏面は白味を帯びていて毛があり、葉軸にも鋭い刺がある。8~9月、幹の先端の葉芯から複総状花序を出し、多数の白い五弁花をつける。果実は球形で熟すと黒くなる。 | ||
食用部分 | 若芽 | |
採取時期 | 5~6月 | |
適した料理 | 天ぷら、蒸し焼き、フライ、汁の実、細かく刻み薬味、ゆでて浸しもの、酢じょう油 ゴマ味噌あえ、ゴマあえ、クルミあえ、マヨネーズあえ、酢味噌あえ、白あえ、煮つけ 酢のもの、玉子とじ、塩漬け、糠漬け、粕漬け、味噌漬け | |
保存 | 塩漬け、うの花漬け | |
同じ仲間 | 刺の少ないメダラがあるが同様に利用できる。メダラは葉裏が白色を帯びず淡褐色のちぢれた毛がある。 |