カキドオシ
カキドオシの花 |
道端、畑の畔、垣根のわきなどのやや湿り気のある所に生える蔓性の多年草。茎は細く四角形ではじめ直立して高さ5~25cmになるが、花後倒れて蔓状に伸び、節から根をだして繁殖する、株全体に細かい毛があり、茎葉に香気がある。葉はじん臓状円形でふちには鈍鋸歯があり柄は長く茎に対生する。4~5月、葉腋に淡紫色の唇形花を1~3個つける。 | ||
薬用部分 | 全草 | |
採取時期 | 花期~夏期 | |
調整法 | 陰干し | |
薬効と用い方 | 糖尿病 腎臓病 | 1日量15gをコップ3杯の水で半量になるまで煎じ、3回に分けて服用するとよい。但し長期連用すること。 |
小児のかん、虚弱体質 | 1日量5gをコップ3杯の水で半量になるまで煎じ、服用するとよい。 | |
たむし、突き目 | 生の茎葉のもみ汁を塗布するとよい。 | |
子供の頭部及び顔面湿疹 | 乾燥した全草の粉末を患部に塗布するとよい。 | |
肩こり、ねぶと、よう | 生の茎葉をどろどろになるまですりつぶし小麦粉と練って、布か和紙にのばし患部に貼りつける。乾いたならば取り替えるとよい。 | |
メモ | 漢名:連銭草(れんせんそう) |