アズマイチゲ
北海道、本州、四国、九州に分布し、低地から山地の明るい林内、草原などに生える多年草。高さ15~25cmになり、根茎は横に這う。根生葉は2回3出複葉で、小葉はさらに深裂する。花の下にある茎葉は3出複葉で、3枚が輪生する。キクザキイチゲとよく似ているが、アズマイチゲの葉は3小葉に分かれ、先は丸みがあり、やや垂れ下がる。早春に葉を地上に出し、初夏になると地上部は枯れて翌年まで休眠に入る。花期は3~5月。花弁のように見える萼片は8~13枚あり、長楕円形。花の直径3~4cm、花色は白色で、基部と裏面はやや紫色を帯びる。「東(アズマ)」は関東地方に多く見られることを意味し、1本の茎に1個の花を咲かせることから「一華(イチゲ)」と呼ばれている。 撮影 :(上)宮城県仙台市青葉区・蕃山 2006.4.16 (下)宮城県大崎市鳴子温泉・東鳴子 2006.4.22 | |
アズマイチゲの蕾・・・もうすぐ開花 → 開花したアズマイチゲ | |