レンプクソウ
近畿地方以東から北海道に分布し、北半球の温帯にも広く分布している。小型の多年草で、山地林内に生え、細長い地下茎をひいて増える。茎は高さ8~15cmほどで、全体無毛、やわらかで、葉柄や茎は触ると折れやすい。根出葉は3回3出複葉で、小葉は羽状に中裂する。茎葉は1対で短い柄があり、3裂する。花は4~5月頃、茎頂に黄緑色の小花を5個頭状につける。頂生の花は萼が2裂、花冠が4裂し、8個の雄しべがある。まわりの4つの花は、萼が3裂、花冠が5~6裂して10~12個の雄しべがある。レンプクソウ科のものは北半球に1属1種、レンプクソウがあるだけである。宮城県では産地があまり知られておらず、大変珍しい。 撮影 :宮城県登米市東和町米川・若草稲荷神社 2006.5.13 | |
宮城県では産地があまり知られておらず、大変珍しい | 花に近づいてみると・・・ |