自然探検倶楽部 「シナイモツゴと植物についての勉強会」 実施
古川公民館主催の第2回目の自然探検倶楽部の行事は
「シナイモツゴと植物についての勉強会」でした。
9時過ぎ、マイクロバス2台で鹿島台小学校に
向かいました。
最初の予定では、鹿島台公民館でスライドでシナイモツゴの
説明を聞き、その後桂沢ため池を案内していただく
ということでしたが、鹿島台小学校にあるビオトープを
見学した後、公民館へ・・・
桂沢ため池の方には行かないということになりました。
安住会長さんのあいさつ
鹿島台小学校へ着いた時には、シナイモツゴ郷の会の安住祥会長さん他2名の役員の方が
待っていてくれました。
さっそく、鹿島台小学校の玄関の前の方にあるビオトープのそばで
安住祥会長さんからのあいさつがあり、役員の方から説明を受けました。
鹿島台小学校では、4年生がシナイモツゴ郷の会の方より指導を受け
シナイモツゴの卵から孵化した後の観察や世話、育ったものは放流まで行うなどの活動をしながら
保護活動等の勉強をしているということです。
説明の後、ビオトープを見学しました。
まだ、孵化したばかりということで、のぞいてみても稚魚は見られませんでした。
その後、鹿島台公民館へ行き、議会議場として使用されていたという部屋で
佐藤孝三公民館館長さんより、シナイモツゴ保護活動に対する
シナイモツゴ郷の会の取り組み等についての話を、スライドを通してしていただきました。
また、三浦役員さんからは、ヒシ栽培への取り組みについての話もしていただきました。
その後、公民館で、水槽で飼育しているシナイモツゴを見て、公民館を後にしました。
佐藤公民館館長さんより水槽のシナイモツゴ
向かった場所は「いこいの森」です。
11時30分過ぎ、いこいの森に着いたので、昼食をとる場所まで20分ほど林道を歩きました。
昼食をとった所から、同じ場所を、植物を観察しながら戻るという考えを持ったからです。
道端には、ヘビイチゴとヤブヘビイチゴの実がいっぱいなっていました。
スイカズラやウツボグサの花も咲いていました。
植林されたビックリグミと別の種類のグミの木には実がたわわになっていました。
クワの実もありました。
帰りながら、これらの植物でいろんなことができるなと思いながら昼食をとりました。
昼食風景
12時40分、いよいよ植物の観察です。
私は常に、今の子ども達は、スイバを噛んだり、クワゴやモミジイチゴの実などを食べたり
した経験がほとんどないので、できるだけ、そのような体験を取り入れたいと考えています。
調度、グミの実が沢山なっていたので、自分で採って食べるという体験をさせるには
絶好のチャンスでした。
15分ほど、グミ採りをさせました。
子ども達は、渋味のあるグミを何個も、甘いとか渋いとか話しながら、口に入れていました。
クワゴもなっていたので食べさせました。
クズの葉では、音出し遊びをしました。
親よりも上手な子が何人も出てきました。
モミジイチゴの実を見つけた子もいました。
ヤブヘビイチゴを食べ、ヘビイチゴよりずっと水っぽいと言う子も出てきました。
グミとりたわわになっている モミジイチゴ
ビックリグミ
クズの葉で音出し遊び土手登り
2時頃、バスの所に戻りましたが、天気にも恵まれ、今回の活動も親子にとっては
すばらしい体験になったのではないかと思っています。