昨年に引き続き、若草稲荷神社境内の植物調査
昨年の10月13日に引き続き、どんな植物が自生しているのか調査をしてきました。
あいにくの空模様で時々雨がぱらつく中での調査でしたが、
秋には分からなかった植物を目録に大分追加することができました。
花の咲いていた植物を一部紹介しますと
エゾタンポポ、セイヨウタンポポ、クサノオウ、セントウソウ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、
ヤマブキ、ニガイチゴ、ヤマツツジ、センボンヤリ、チゴユリ、エダウチチゴユリ、ヒメハギ、
ユキザサ、ハタザオ、ムラサキケマン、ツルカノコソウ、ニリンソウ、ミヤマキケマン、
ルイヨウボタン、レンプクソウ、ニョイスミレ、ラショウモンカズラ、コンロンソウ、
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、ヘビイチゴ、マムシグサ、ヤブヘビイチゴ、
ミヤマエンレイソウ、フラサバソウなどでした。
これらの植物の中で、レンプクソウは、県内では産地があまり知られておらず、
大変珍しいものです。
近畿地方以東から北海道に分布し、北半球の温帯にも広く分布しています。
小型の多年草で、山地林内に生え、細長い地下茎をひいて増えます。
茎は高さ8~15cmほどで、全体無毛、やわらかで、葉柄や茎は触ると折れやすいです。
根出葉は3回3出複葉で、小葉は羽状に中裂します。
茎葉は1対で短い柄があり、3裂します。
花は4~5月頃、茎頂に黄緑色の小花を5個頭状につけます。
頂生の花は萼が2裂、花冠が4裂し、8個の雄蕊があります。
まわりの4つの花は、萼が3裂、花冠が5~6裂して10~12個の雄蕊があります。
レンプクソウ科のものは北半球に1属1種、レンプクソウがあるだけです。
若草稲荷神社全景 ヤマブキ エダウチチゴユリヒメハギ
ユキザサツルカノコソウ ルイヨウボタン ラショウモンカズラフラサバソウ
ミヤマエンレイソウミヤマキケマンとムラサキケマンミヤマキケマンキバナイカリソウ