キキョウ

日本全土、朝鮮、中国等に分布し、日当たりのよい山野や草地に生える多年草。根は太く、茎は高さ50~100cm以上にもなり、傷をつけると白液を出す。葉は互生し、狭卵形で縁に鋭い鋸歯があり、長さ4~7cm、幅1.5~4cmで、下面は白緑色をしている。花は7~9月頃、茎頂近くに数個つき、花冠は径4~5cm、青紫色だが、淡紫色や白色のものもある。雄しべは5本で、雌しべの柱頭は5裂する。近年、激減しており、絶滅した県も出てきている。レッドデータブックによると、判定基準はE、100年後の絶滅確率はほぼ100%になっている。原因は園芸用の採集、草地植生の遷移、草地の開発と考えられている。 撮影 :宮城県大崎市古川荒谷・研究所の庭  (左下)2006.7.21 (他)2006.7.12
ノシメトンボがキキョウの蕾に・・・ キキョウの花
ノシメトンボがキキョウの蕾に・・・
キキョウの雌しべの柱頭は5裂する
キキョウの雌しべの柱頭は5裂する キキョウの花