フキ
北海道、本州、四国、九州に分布し、原野、丘陵、河岸山地の谷間などの湿った所に群生する雌雄異株の多年草で、北上するに従って大型化し、時には栽培もされている。根茎は短く肉質肥厚し、地中枝を出して先端に新芽をつけ繁殖する。葉は、花が終わってから地下茎の先端から出、葉柄は多肉質の円柱形で長く場所により1.5mにもなる。葉柄の先端に薄い円状腎臓形の幅15~30cmの葉身がある。へりには浅い鋸歯があり裏面には灰白色の綿毛が密生している。3~5月、根茎から花茎を出し、花序は、はじめは大形の鱗片に包まれて短く、次第に花茎が伸びて管状花ばかり集った白色の頭花を総状につける。花後、花茎は伸びて30cm以上にもなる。雄花は白黄色。葉柄をフキ、短い花序をフキノトウと言う。 → 山菜「フキ」 撮影:(右下) 宮城県玉造郡鳴子町中山平 2005.6.5 (他) 宮城県古川市小野嵐山・研究所の畑 (上)2006.3.24 (他)2006.1.29 | |
雌株のフキノトウ | 雄株のフキノトウ |
雪が・・・1月末、真冬に芽を出したフキノトウ → → → 早くも開き始めているフキノトウ | |
絵のモデル用に引っこ抜きました | 生い茂ったフキの葉 |