東北植物研究会山形大会(1日目)
古川植物愛好会の役員会終了後、自家用車で、10時45分頃、
会場である山形市蔵王温泉こまくさ荘へ向いました。
会場へは、12時40分頃到着。
今日の日程は
13:00~13:30 役員会
13:40~14:00 総会
14:10~16:00 講演会
16:10~17:00 研究発表
18:00~20:00 懇親会
になっていました。
講演の講師は門田裕一氏(理学博士,国立科学博物館植物研究部)
演題は「日本のアザミ -本州北部の種を中心として-」ということで、お話をいただきました。
話の内容は、最近発表された、あるいは、これから発表する予定のアザミとして
(1)ザオウアザミの特徴
(2)ウゼンアザミの特徴
(3)トガアザミ(秋田県)とカモアザミ(山形県)「いずれも未発表のもの」の特徴
等について、詳しい話をいただき、
次に、タキバヒメアザミを巡る問題点、マツシマアザミを巡る問題点についての話をいただきました。
講演をいただいた後、私が座長ということで質問を受けましたが、沢山の質問が出、
会員のアザミに対する関心の深さを感じました。
私も大変勉強になりました。
研究発表は
沖田貞敏氏の秋田県のタヌキモ類について
上野雄規氏のザオウアザミの分布域
高橋信弥氏の山形県フロラの動向
神真波氏の小川原湖周辺の植物相
ということで行われました。
私は、東北の植物の仲間が毎年1回、この集まりを通し会えることを心から楽しみにしています。
今年は山形大会ということで、鈴木暁氏を事務局長に、事務局として、小笠原俊彦氏、
志鎌節郎氏、沢和浩氏、高橋信弥氏、土門尚三氏が、観察地の下調べや現地の植物目録つくり、
案内等の資料つくり等々の準備を進めてくれました。
また、フロラ山形の会長、大学の大先輩でもある吉野智雄先生とは、1年ぶりにお会いでき、
東北植物研究会の発起人、上野雄規氏とも同部屋ということもあっていろいろなお話ができました。
夜の懇親会も1年ぶりで再会した方、また、新しいメンバーとの話もいろいろでき、
大変有意義な楽しい会となりました。
吉野智雄フロラ山形会長総会の様子
歓迎のあいさつ
講演の様子 門田裕一先生