フクジュソウ
北は北海道から、本州、四国、そして南は九州まで広く見られ、特に北海道から東北地方に多く見られる。花は、早いところで2月に開花するが、宮城県の自生地では、3月から4月にかけて雪解けとともに芽を出して開花する。花は直径3cmほどで、やや赤みのさした黄金色の美しい花を咲かせる。野生のものでは普通一株に一つの花が多いが、栽培されているものでは枝分かれして数個の花をつける。花には、20~30枚のつやつやした花弁があり、萼は数個あり、暗い紫色をしている。朝方までしぼんでいるが、日光が当たると、上向きに開花するという特性を持っている。雄しべは多数あり、黄色。雌しべの数も多く、種ぶくろは短く、緑色をしている。花が終わると、細い毛のある実ができる。実はかたまって、丸い卵のようになる。その一つ一つの種ぶくろに一つの種が入っている。 撮影 : 宮城県古川市荒谷・研究所の庭 (左上) 2006.2.22 (他) 2006.3.3 | |
咲き始め | キレイに咲きました |
次々と咲くフクジュソウ |